∴ 心細さMAX

(2008/12/20　パールロード・鸚鵡岩)

今日のパールロードは、曲がるときに　後輪を意識して曲がろ！と決めて出発です。
きっかけは後輪だそうです。後輪駆動というのも最近しりました。
いや、それまでそういうことを知ろうともしなかったので、よくよく考えたら「後輪駆動かな」と答えられたかもしれないけど、
いやなんせ　ほんとそういうことを全然考えたことなかったです。
(MASAYAさんがお勧めされていたサイトがとてもわかりやすかったです)



とりあえず曲がるときにグイッと、シートをお尻で傾きたい方へ押してみる。傾きたい方のシートを押しますよ
うまく力を入れるためには、普段やってるよりずっと、いや思ってた以上に、ももでタンクを挟まなきゃいけないし、足首でバイクをぎゅうっておさえなきゃいけないみたいです。
腕に力は入れないほうがいいんだもんね。
どこで気張んのって、そりゃもう、下半身のニーグリップしかないと思いつつも、これがなかなか。
自分の体なのによう分りませんorz

自分にガッカリしながらも、何回かカーブを繰り返すうちに、
なんとなく　なんとなくできてるような‥！
だって左カーブが結構最後までググーーンと斜めのまま走れるようになってきた気がします。
右は‥　　まだ無理だす('･c_･` ；)

今まではバイクが左に倒れると、体は右に倒して、カーブがおわったらググッとバイクを引き起こすようなことをしてたんですが、
バイクが左に倒れて、自分も左に傾いてたら引き起こせないし、バランスがそれでどうとれるのかはわからないけど、ぐぐ～っと自分でバイクを起こさなくても、バイクは自然に起き上がってくれました。

おおおお‥！！！すごい‥！！！
どうして倒れないの。思ってるより傾いてないのは置いておいて、きっと黄金比みたいな絶妙なバランスが取れてるのかな。

カーブを走ってる時間って長く感じるけど実際は何秒くらいなんだろ。
左に傾きながらグ～ンと走るあの瞬間、ブワ！て泣きそうになります。なんだか胸にこみ上げるものがあるよ姉さん鳥肌たつよ！

楽しくなってきたので、そのまま途中地点の展望台を通り過ぎてさらに志摩方面へ向かって走ります。
のってきたー！！
のってきたぞー！！

遅いけど気持ちは弾丸。
ま、スピードは気にせずに、曲がるコツを探しながら気持ちは弾丸で走ります。
途中で　「お　いい感じで曲がれたな」　と思うことも少しだけありました。これの数を増やしたい！

そして、いくつかある駐車場の一つで大回りのUターンをして、きた道を引き返して展望台へ。
今日は暖かかったし天気もよくツーリング日和だったので、バイクもそこそこ止まってました。

さてさて、展望台をあとにし、また志摩方面に向かってパールロードを走ります。
今日行くのは「おうむ岩」
パールロードから横道にそれて１５分くらいです。

知らない道なのできょろきょろしながらも、無事到着です。





ポツーン・・・

ま、予想はしていたけど、山の中、大した観光地でもないので人っ子一人いません。
バリ君は駐車場で留守番。
ここで小回りの練習しようかな、と思ったんだけど、あまりにもさびしい場所だったのでやめました。
ま、実際は近くに伊勢志摩ロッジという国民宿舎があるので、人里離れたわけではないのです。でもぽつーん。

ちょっと不安になりながらも、案内をみながら歩きます。

おうむ岩  [石・奇岩]
高さ31m、幅127mの一枚岩。「語り場」で話すとその声が岩に響き、50mも離れた「聞き場」で聞こえる。そんな不思議な現象を仲間と試してみよう。岩の上は遠く太平洋も一望できる展望台になっている。
(Yahooトラベルより)


現地の看板には「語り場」で話すと　おうむ岩のそばの「聞き場」で、あたかも岩から音を発しているように聞こえる。とありました。
すごー！！

ま、一人なのでそれは試すことができないけど、おおきな岩を見てみたかったの！
おじゃる丸にでてくるカズマ少年は石を集めるのが好きなんだけど、私も岩とか見るのすきです。



どんどん山になってくる‥。
軽い登山みたいになってきました。
き、きつ‥

と、思っていたら意外にもあっさり「語り場」が。
語り場の写真、撮ったのに消しちゃったのでこれで‥。

ほんとは小屋のような建物があります。
ここで話すと、岩が話してるように聞こえるのかな、おお～！複数で来たら試してみたい

でもあまりにも人がいなくて、ほんと　なんだか心細さがMAXです。
さ、さびしい
もっと観光地化されててもいいのに、
あわ　あわわわ　三重ってそういうスポットが多いですよ。


こういうときに限って嫌な想像が頭を駆け巡ります。
もしも誰か隠れてて飛び出してきたらどうしようとか。
もしも猪がでてきたらどうしようとか。
猪はあるな。かなりあり得そう。
さつまいもとか持ってたらそれで気を散らして、その間に逃げるとか、
逃げてもメットホルダーからメットをとってとりまわしてエンジンかけてるうちに追いつかれるとか、悶々。

‥さっさと大きい岩を見て、かえろ‥。


そこからちょっとまた登っていくと、岩、ありましたー！！
どどーん！



お　おお‥！！




「一枚岩」というのを聞いて、自分が岩板‥ぬりかべに近いものを想像していたのに対して、
本物が本当に大きな岩だったことに驚き、こりゃぜひ岩の上にのぼらなきゃ！と思った矢先、



ガサガサ



(ﾟДﾟ;)!!

ガサガサ



(ﾟДﾟ;)!!



な
に
か
い
る


茂みがガサガサ

風とかじゃない‥！！！


野うさぎとか
野ねずみとか
野子鹿とか‥

一瞬のうちにいろんな想像が駆け巡ります。
でもこういうとき、野うさぎとか、そういうかわいいものを想像していてはいけない。
最悪の事態に備えて、最悪のものが来るかもしれないという想像をしないとショックでぶっ倒れるかもしれない。
これは私の日頃からの癖で一番悪いことを考えちゃう。















ギャー！！！！



画像はT-レックスだけど、頭の中ではジュラシックパークのあの　ヴェロキラプトルという中型の肉食恐竜が厨房に逃げ込んだ姉弟を探しにきて暴れまくるという、あのシーンが駆け巡ります。
なぜならT-レックスよりもｳﾞｪﾛｷﾗﾌﾟﾄﾙのほうが怖かったから！



恐怖マックス！恐竜マックス！！
いつもなら岩の上に登って写真の１枚でも、と思う私でしたが、１００％恐竜は来ないとわかっていても、頭のなかではもう　もう　ヴェロキラプトルが‥！！！　ラプトルが頭をかしげてこっちを見てる。


急いで来た道をダッシュで戻ります。
普段運動なんて全くしないけど、この時ばかりは走りました。ただし小走り。

万が一を想定して何度も振り返りながらヒイヒイ坂道を走っているうちに、これ、なに、

ヒートテック　フル発熱！！！


あ、熱い！！
半端なく熱い！

さすが汗を吸収して発熱をうたってるだけあります。

ただ私はカイロを前後に貼ってたので、純粋に熱くなってきたのかもしれないけど、ヒイヒイ逃げるようにバリくんの元へ戻ります。
急いでとりまわしてドロンです。



無事帰路につけてほっとしながら、帰りもまたパールロードを通って帰ります。

パールロードを志摩方面から鳥羽へむけて走るとき、ものすごく素敵な瞬間があります。
これから走る道がゆるやかにカーブしながら登っていくのが見えるの！
何度も見ても、今から自分もそこを走るんだと思うとすごくうれしくなってきます。
だからパールロードはいつも往復したい。行きも帰りもきれいです(＝ｖ＝)



今日は一人で勝手に怖い思いもしましたが、
いや、怖い妄想もしましたが、
楽しい一日でした(＝v＝)
長々とありがとうございました。





バイクブログ 初心者ライダー
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